十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

遠藤周作先生。高校のときに講演に来てくださって、その時に海と毒薬と悲しみの歌と沈黙という、かなり暗い系を続けて読み、それ以降ちょっと手を出していない。ライトな文章も書かれるって知ってるけど、最初がこれだったのでなーんかね。でもずっと気にはしてた。悲しみの歌なんて泣いたさ。他のも泣いたけどさ。
で今回タイトルに惹かれて買ったわけですが、これはライトで助かった。
手紙の書き方教室、だよね。でも基本的な文章の書き方について述べられているので、手紙に限定はされないと思う。この中の「オリジナルな表現を身につける一寸した遊戯」は大変勉強になる。自分的に。ぶっちゃけセンスないなーって改めて自覚されるので悲しいのだが、いつもは無理だけど、とっきどき考えるようにしている。ほんとに時々だけど。あんまり考えると文章書けないので尚更ですが。
でも、なんていうか、不精な私には耳に痛い話ばかりで弱った。まめにハガキでいいから連絡を取ろうって。旅行先とかにもハガキもって行って、さらっと送れば人との関係は良好になる(というようなこと)を言われる。今だったらメールでもいいかなと思う。でも不精なんだ私。短くて良いからってわかるけど、いつもうぎーっってなるからやんないんだ。そのうち対人関係面倒ってなるさ。うん、なってる、か。もうちょっと若いうちに読むべきだったな(出版されてないけどさ)。
良い人はさ、やっぱ良い人なんだよ。