笑う大天使

たぶん原作を知らなかったらもうちょっと素直に面白かったと思う。でも原作大好きだからどうしても厳し目。できれば原作に忠実にアニメ化か、数回にわけてドラマ化がよかった様にも思うけど、あの最後は映画じゃないとダメだとも思う。
主役の3人は良かったし、殿下も(キャシャーンに見えるのは置いておいて)良かった。あれ確か本当に骨折してるんだよね。
まず、ダミアンがダメ(ツッコミはOKだけど)。マリーニ神父がシスターになっているの私的にダメ。ルドルフはちゃんとやってくれ! でないなら出すな! 最後の決戦、映画としては仕方がないのかなと思うけど、あそこまでアクション物にしなくてもいいというか、川原泉の雰囲気で行くならあれはダメ。お嬢言葉実際に聞くとなんか嘘くせぇもんだな。殿下の「妹」への気持は、ああいう「直接」ではなく、原作の様に「間接」が良かったなぁ。
あと私は腐れ脳みその持ち主なので、最後の巨大史緒がエヴァに見えた。最初の光が十字っぽかったし、握り潰すし。映画の中の弐号機っぽかった。あそこはCGでなくて、役者さんにやらせたほうがよかったと思ったんだけど、あれはわざとなのかな。
それとシスター マレーナ赤毛で出てきたときにキャシャーンの「サグレー」に思えたり。あと片目眼帯姿を見て、どっかでこう言う人見たな〜〜〜ってすごく気になって思い出そうとしているんだけど出て来ない。藤田貴美の漫画とかに出てきたような気もするし、どっかのアニメで見たような気もする。いや外国映画か? ああ言う人どっかに出てなかったか。
個人的に、広川ナレーションで「さあお嬢さん方 新しい門出です」やって欲しかったなぁ。
単独作品としては面白いと思うけれど、川原泉的だったかというとブー! だと私は思います。