いのちの食べ方 our daily bread

予告を見て大変興味を惹かれたので見てきました。まーすっげぇわ。
色々な賞を取っているようなので、恐らく欧米でも衝撃の映像なのかもしれませんが、日本人にはもっとすごい衝撃だと思う。どうだろう。向こうとの反応の違いがあるのかないのか、あるならどう違うのかに大変興味がある。
添加物ひとつにさえ大騒ぎする日本人ではあんなん見せられたら食わんだろう。食料自給率低いくせに。でもアレ見て日本の食料自給率が上がることはないな、と思った。あそこまでしないと自給率100%とか無理なんなら、日本は無理だ。そしてわけのわからん理屈で高くても〜とか行って、残飯いっぱい出す国のままなんだわきっと。
根本的に「違う」。いや私が知らないだけで日本もああなのか? 日本の農業にはわりとまだ昔の牧歌的なイメージを持っているんだが。学校の社会で、広大な面積が持てない日本では肥料を飛行機で巻いたりするアメリカには勝てないとかそんなことを習った記憶があるが、面積がどーとかいうレベルの問題じゃないと思える。根本的に「食べるもの」や「生き物」への対応が違うんではないだろうか。あれを見て、うちもあれを導入しようと思う業者もあるかもしれないが、それが日本の世間に知られた時に恐らくだけど拒否反応が出そう、と思った。んな贅沢言ってらんねーだろ? とか言うのを無視して。
あれを日本でもやれば、肉とかはわからんが、植物系の食べ物の自給率は上げられるかもしれない。値段が上がるか下がるかは知らん。でもレタスひとつにしたって、日本は路地栽培でああいうやり方での収穫はしていない、と思う。少なくとも日本の報道では見ない。あれくらい「工業的(?)」に管理すれば生産率とか色々違ってくるかもしれないなぁ。どうだろう。


誰か、この映画のそれぞれの場面を、日本の一般的な現状の映像で作って左右で流して比較していただけないだろうか。ニコニコあたりだったら誰かやってくれそうな気もする。