しばらく開いて

見にいったらちょっと泣きそうになった。もうエンド切られてるからなー。もっかいくらいは行っとくかな。
過去日付か感想かでも書いたような気がするんですが、今回のアスカ、孤児というか捨て子なのかなーとか思うわけです。
切るような話じゃないけどね。
あの人形と一緒に捨てられてて、んで名前がASUKAだという。TVと苗字違うのも、出生の状況が違うからかなーとか。つまりお母さんがキョウコではないのかな、とか。あんまり具体的に考えてるわけではないけれど、孤児院育ちで、やっぱ孤児院では「自分のもの」はないわけですよ。共有とかお古なわけで。どういう理由でかは知らんがユーロ空軍に拾われて、給料を貰う身になったら「自分のもの」が買えるわけです。自分「だけ」のものが。そしたらあれもこれもと買っちゃって、んでやっぱ捨てられないんだろうなー。自分の分身というか、自分を表すものになってるから愛着(たぶんもっと強いもの)がある。だからあの荷物になってる。なんて想像をしてみたり。
たぶんどういう面でかはわかりませんが、優秀だった彼女には孤児院の子達はバカに見えてしょうがなく、仲良くする気にもなれず、そんな態度ではやっぱり好かれませんから孤立するわけです。捨てられててかつ孤立。だから「ひとりでやる」しかないわけで。
自立したい彼女としては「成績のトップスコアさえあればネルフで一人でも食べていけるしね」という台詞からもネルフは就職先であり、対価としてお金を貰い今後も所属していく「仕事場」として捉えているわけで。彼女としてはやっぱ自分は社会人というような感覚が(まぁまだ子供だと思える部分はあるんだけど)あるんだろうな、と。その立場から見れば、少なくともシンジはまぁ腹も立つだろうな。職場に子供なんて、って感覚かもね。
綾波がどのくらいアスカのことを知っているかはわからないけど、彼女も人間らしくなったとはいえやっぱ心の機微には疎い、と思うので、「あなたにはエヴァに乗らない幸せがある」なんてことを言っちゃうわけです。これ下手したら「嫌なら仕事辞めれば?」とか「あんたには他に向いてる仕事があるわよ」ってな意味に聞こえなくもないわけで。そりゃ怒るわな。レイにはそう言うつもりはなくて、まだ子供だし未来なんてどうとでもなるというような意味も込めてあったのかもしれませんが、さっさと一人で生きていく手段を確保して安心したいアスカにとってはそうは取れない、だろうな。
なーんて妄想をしたりしていたのでした。