実写化の問題も

俳優を声優として起用するのも、根本は似てるのかなぁという気がするような、違うような。
原作の忠実な再現である必要はないと思うけど、見てて「ああとりあえずここカットしたんだ」みたいに取れるのはやっぱどうかと思う。逆に「こうきたか」と思える改変だったら感心するだろうし。声も、やっぱ安易な起用って思われると文句出るんだろうし。
俳優の声優起用で個人的にインパクトが強かったのはハウルのキムタクで、正確にはインパクトがなかったからびっくりしたんだけど、自分が思ってた「なんでもキムタク」ではなかったし、キムタク臭が出てなかったからちゃんとハウルとして受け取れた。ただ、だったらキムタクじゃなくてもよくね? とも思った。だからあれは成功なのかどうなのか自分としては判然としない。
正直、役者としても上手い人はやっぱ声優あてられても上手いんだよね。あとはやっぱ役者さんの顔が出てくるような感じのはどうなんだろうと思ったり。そう言う意味では顔が売れてるのは良し悪し。へぇって思えれば素材はなんでもいいんだけど。声の演技ってやっぱちょっとオーバー気味のほうが合う気がするから、そう言う意味では普段からオーバー気味の演技の人とかもいいのかなとか。
あとデジタル化の弊害? ちがうか。なんていうんだろ。テレビ映画って言うらしいけど、思う意味で世間に通じるのかわからん。あのフィルムっぽさのあるテレビドラマ。あれのがなんかよかったなぁって思うのは何なんだろう。今の、はっきりしすぎて「セット」感があるんだよなぁ。ちゃんとどっかの部屋とか借りて撮影してるんだろうけど、セット! みたいな。だから実写化はなんか浮く。
まぁどっちにしても、面白いものは面白いって思うんだから、どんな理由であろうとも面白くないから不評なだけだろうな。漫画にもヘタウマとかあるんだし。
しかしちゃんと母数調べたことないけど、アニメのほうがオリジナル割合が高い気がする。ドラマのオリジナルって少なすぎない?