幽談

後味が悪い、ではないな。すっきりしない、話もいくつか。最後はあれでいいと思いますが、それ以外のでね。
この中に出てくるような事、を思ったことがある身としてはあんま気持ちのいいもんじゃなかったです。京極は完全に話と自分を切り離して書いてるんでしょうが、読んでる方はなんかこーべったりと嫌なものをつけられたみたいな感じで、狙い通りなのかと思うとそれも腹が立つというか。
誰のマンガだったかなー。自分はこうして普通にサッカーとかしてるって思ってるけど実はおかしくって世界を認識できてなくって、自分には見えていない人達が普通に生活している所でいきなりサッカーしているおかしい人間なんじゃないかなーって思うんだ、というのがあって、それは第3者が「いや、ねーよ」みたいなツッコミを入れていましたが、自分はあるので「え? やっぱ普通考えないの?」でした。今回のもそんな感じ。自分が見ている世界と人が見ている世界は違うんだろうなとは常々思う。まぁ人の目で診たいとは思わないけど(狂っちゃうし)。嫌なことから目をそらすのは普通にしているし(記憶まではいじってないと思うけど)。これに共感?する人間がどのくらいいるのか知りたい。
しかし、自分の妙に変に考えちゃう部分もこういう形に成形できる能力があれば小説として書いたりできるのかねー。