RENAISSANCE

で、映画はこれを。ヱヴァと迷ったけど、終了日決定してたので今のうちと言う判断。
予告を見た時からちりばめられてる要素が興味を引きまくりだったので見に行ったけど、白黒ってちょっと目が疲れるかも。
こういうのを日本が作って欲しいかったかなー。コンテンツ大国とか言うなら。
内容としては、ちょっとありきたりではある。白黒っていうのと、(良くわかってないけど)実写をアニメ処理してるらしいのが面白いっちゃー面白い。肌や皮の質感から行けば、写真の上からトレースではなく、写真自体を加工していそうな気がするんだが、どうなんだろう。
早老症と不死の関係は、時々テレビで組んでる特集なんかでも取り上げられているのだろうか。あの番組は見ていないんだが、別のアプローチで早老症(と言っても子供のうちから老いるのではなく、成人後の老化が早い方だけど)は少し話を聞いたことがあったので、ちょっと「へぇ」だった。
見終わって、この要素で日本人が作ったら、また違う話になるだろうから、そっちが見たい、とも思った。映像的なのではなく、展開としてどう持っていくかな、と思うと興味がある。
カラスというキャラが主役なんだけれども、この名前は多少は日本を意識していたりするのだろうか。それは置いておいて、かつネタバレるが、カラスが不死を否定する理由がちょっと甘いかな〜なんて。ムラーは、研究の結果を「弟」という形で見てしまっているから、それを否定するわけだけれど、普通は(日本の漫画アニメ素材ではそうではないが)、不死っつったら良いイメージというか、わりと皆が望むこと、なんじゃないのかな。それを否定するのは何故か。その辺をもうちょっと書いて欲しかった気はする。まぁあの状況は考えて「不死」を否定したわけではないのかもしれないが。ただ「こいつは危険だ」という判断なのかもしれないし。
台詞上は「不死」と訳されていましたが、んで元の単語の意味知りませんが、不老と不死は厳密にはイコールじゃないので、どっちかってーと「不老」のが持て囃されそうな気はする。そういうネタの漫画はあったよな。不死を望んだらよぼよぼになっても死ねずにいるようになってしまったってやつ。老化せず、例え死ぬのだとしても、最後まで若く元気でいられるほうがいろんな意味でいいかな、と。医療費かからなくなるだろうし。あの弟は、あの外見のままこの後も生きていかなきゃ行けないんだろうし、もし不老が解明されても「若返り」はまた違うだろうし。アヴァロン社はとりあえずは不死を、そいで不老を、できれば若返りを手に入れて独占したいんだろうけど。
さて、ルネッサンスは一応本来は「再生」の意味らしいんだが、どこらへんが「再生」なんだろうとか思ったり。