彩雲国物語 蒼き迷宮の巫女

過去、田中芳樹や小野主上を読んだときも思ったものですが。そしてこのシリーズも読むたびに思うのですが。
こういう気概を持つ政治家はおらんのか日本!
今回のはまぁ前もですが現の方々に読んでいただきたい。琴の場面なんてさー、あーこれってまさに今じゃん、みたいな感じですよ。望みを勘違いした上で叶えようとしていませんか? それって「あなたの」望みですよね? みたいな。今回のはというか「も」というか、どっちが良い悪いという話じゃないのはわかります。なので別に望みを叶えようとするのはよろしい。けれど「安易」に口にして良いものか考えろ。よっしゃー!って意気込むのは理解できなくはないが、自分が背負っているというか背負ったものが何かわかってんのかなーって思う。投げ出したいと思っているのなら早々に自分から降りてください。マジで。
ああこいつ投げ出したいんだろうなーって思って見てるの私だけ? 前の人たちはそう言う気配をあまり見せないままにいきなりだったのでびっくりだったんですが、今の人は本当に何と言うか。辞任もできないのかと思う。
話がずれていく。
新谷かおるの漫画で「独裁政治は悪か」というニュアンスの話がありまして、その人が民の幸福を願うタイプの場合、独裁でも悪くはないだろうという感じの返事をしていた覚えがある(かなり微妙なんで違っているかもしれない)。逆に民主主義だったはずなのに、というのは田中芳樹が書いてますね。はぁ。うん、民主主義の場合、その責任は薄くて苛立っていても出来ることがなかったとしても、最後の責任の糸の端は私達が持っているものなんですが、ため息でちゃうなぁ。
選挙でより良い人を選ぶ以外。自分は無理でもそうやって頑張ってくれる人を、というか土壌とか芽を生み出せてるかっていう。末は大臣って将来設計、今の親は望んでないよネーってところがすでに問題な気がします。