デスノート最終巻

ですが、表紙から内容の推測ができないようにとの意図もあるのかもしれませんが、この表紙にちょっとだけほっとしていたり。月がいつも通りだ。
結構あちこちで見た「最後の彼女はミサなのか?」は修正などがないので不明のまま。そこも狙っているのかもしれません。ミサだと思えばミサだし、違うと思えば違う。個人的にミサと月は一応やることやってたと思うのですが、いかがでしょう。もしかしたらミサに月の子がーって展開もあったら面白いんだけどなぁとは思っていました。
ジャンプでは読めていなかった部分が、サイズが小さいからか読めまして、「無理」のニアの台詞を初読みしました。「例え神の言葉であっても判断は自分で考えて自分で決める」には賛同。
月が普通じゃないのはわかっているけれど、それでも月にはもうちょっと……と今でも実は思っている。月が普通じゃなくなったのがいつからか、というなら大きくはLが死んでからなんだろうけれど、ニアのいうとおり、継続して人を殺して行ける段階でまぁイってると言えばイッちゃってるんですよね。んでもLが死んでから特に著明。で、映画を見て思ったんですが、その月の普通じゃなさというのを私は「新世界の神」と平気で真顔で言えている点に見出しているようです。映画の月はこの台詞が似合わない(と思える)段階でまだまともなんだよね、あくまでも私の印象だけど。映画の月はまだ普通の人殺しの範疇な気がします。
それと雑誌見た時も実はそうだったんだけど、回想(?)の「天国も地獄もないってことだろ?」の月があまりにも可愛くてもだえそうでした。この可愛い子があんな風に歪んで死んでいくなんてなぁ……。たぶん、あのカワイイ頃の月の幻影を追い続けているのだと思うんですが、月が善人だなんて思ってないし、正義だとも思わないし、ニアの言葉のがまぁ心情としては頷けるんですが、ヲタとして月には肩入れしてしまう。

はぁ。でも終わったね。

DEATH NOTE (12) (ジャンプ・コミックス)