大学の話をしましょうか

も買ってきた。森博嗣の考え方は結構好きだけれど、いつも一貫しているからWeb読めば大体基本的な所はわかる(つもりになれる)。だから全部を買う必要はないかなぁと思うのだけれど買ってしまうのは何故だろう。
私が行ったのは短大で、どっちかってぇと職業訓練校に近い感じだったので、この本の中の大学のイメージとは違う印象だ。勉強というよりは本当に国試に受かるための知識&実戦向けの最低限の知識と技術を習った。卒研も学芸会だったし。だから、この本のイメージの大学に憧れが少しある。
大学の構造はそのまま今の職種環境にも当てはまる部分があって、1回全部更地にして綺麗に立て直せよ、と思うシステムを無理矢理使っているのは一緒だと思う。でも更地にできないんだな。もしかしたら小泉改革の一環としてどうにかなるかもしれないと思った時期もあったけどムリそう。
自分で問題を見つけること、は私にはできない。課題を与えられればこなせる自信は少しあるけれど、問題を見つけて取り組んで解決はできない。それは高校の頃から思っていた。大学で見つけられるようになるかと思っていたけれど、大学選択上それはできなかったし(4大行ってたら違ったのだろうか)。
今まさに、自分の仕事から問題を見つけて取り組んで論文なんぞにできなければいけないはずなんだが……。
自分が習った先生は良い先生だったと思う。好きだしちゃんと教えてくれた。でも森博嗣のようなタイプの先生に習ってみたかったなぁとも思う。それだけで何かが違ったとも思わないけれど。
大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ)