本には

ISBNという番号が振られているわけですが、この4月からかな、桁が増えました。
例えば「少し変わった子あります」では「ISBN:4-16-325200-2」でしたがこれが、「辺境警備」では「ISBN:978-4-8342-7378-6」と最初に978という3桁が増えています。
これは4が日本(国番号)、その次が出版社番号、その次がその出版社がつける本の番号、最後がチェックディジットです。
古い出版社は出版社番号が小さく、新しい出版社では番号が大きく(=桁が多い)なっています。全部の桁数が決まっているので、出版社番号の桁数が多い新しい出版社では、自社発行の本に付ける番号の部分の桁が制限されてしまいます。それより前の978と4は弄れませんし。
つまりこのまま出版社が増えて行くと、自社発行の本が1桁しか出版できない会社が出てくる、ことになっちゃいますよね(「978-4-aaaaaaa-b-c」bが1桁)。日本ではまだ余裕があるようですが、昨今の出来てはつぶれる出版社状況ではあっちゅーまに桁が増えていってしまうでしょう。
潰れた会社の番号って永久欠番なんでしょうか。だったらいずれ限界が来る様な気がします。
3桁増えたとはいえ、そのあとは変わっていないのでどーすんだ? と思っていたら、最初の3桁はとりあえず2種類枠があるようで978がいっぱいになったら979になるようです。それで今の倍の出版社を補えるけど、それだけあればとりあえずOKなのかなぁ?